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シミ取りクリームで剥がれるは嘘?ポロッと取れるわけがない?

美容医療

シミ取りクリームで剥がれる

シミ取りクリームで『シミが剥がれる』『ポロッと取れる』という声があり、自宅で簡単にケアできるならシミ取りクリームは大変魅力的ですよね。

しかし『シミ取りクリームは効果なし』といった声もあり、誇大広告などの嘘詐欺まがいの商品もあり安易に手を出すのはリスクがあります。

そこでこの記事ではシミ取りクリームの効果について検証しながら以下の内容をお伝えします。

シミ取りクリームの中でも皮膚科で処方されるものや、かさぶたみたいに取れるレーザー治療についても紹介するのでぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。

シミ取りクリームで剥がれる・ポロッと取れるは本当?口コミ調査

シミ取りクリームでシミが剥がれたり、ポロっと取れることはあるのでしょうか。

以下のような口コミがありました。

香港セブンズで日焼けした後に急激に浮き出てきた憎い黒いシミ シミ取りクリームせっせと塗ったらある日剥がれた す、すごい 引用元:X-@32Greystoke

シミ取りクリームを塗ることで黒いシミが剥がれたとあります。

レーザー治療であれば、照射部位がかさぶたのようになり剥がれますが、クリームを塗るだけでシミが剥がれることは基本的に考えられません

また自作のシミ取りクリームを使用している方もおられました。

▼こちらがシミ取りクリームを自作している方の動画です。

ひまし油と重曹でシミ取りクリームを自作されているようですね。

しかし手作りのクリームは安全性の保障がされておらず、使用する場合は自己責任になります。

反対に肌を傷つける恐れもありおすすめは出来ません。

シミが剥がれるわけがない?シミ取りクリームは効果なし

シミ取りクリームにシミが剥がれるなどの効果はなしであり、誇大広告などの嘘や詐欺には注意が必要です。

自宅でのケアでシミが消えたり剥がれたりすることが出来たら手軽ですが、現実はそう甘くありません。

誇大広告や詐欺の被害に合わないよう、どういったことに注意が必要なのか見ていきましょう。

シミが剥がれるのは嘘・詐欺に注意

シミが剥がれると謳った化粧品は沢山ありますが、嘘だったりや詐欺まがいのものもあり注意が必要です。

最近はSNSで2~3週間などの短期間でシミが消えた、剥がれたとビフォーアフターの写真を掲載している方をよく見かけます。

しかしビフォーとして年齢的に考えにくいシミの写真を掲載していたり、撮影時の光の当て方や加工によってあたかもシミが消えたかのように見せているものも多いです。(参考1):五本木クリニック-美白化粧品でシミは消えるの?本当にシミが消えるなら医薬品に昇格ですね。(院長ブログ) 

シミは化粧品で簡単に消えたり剥がれたりするものではないということを理解しておきましょう。

シミがポロッと取れる商品に厚生労働省が注意喚起

シミがぽろっと取れる商品に厚生労働省が注意喚起を行ったという情報はありませんでした。

しかし、シミが消えると謳った商品に関して誇大広告の注意喚起が消費者庁から出ています(参考2):消費者庁-虚偽・誇大なアフィリエイト広告に関する注意喚起

塗るだけでシミが消える、ポロっと取れるという広告はシミに悩む多くの方にとって魅力的なものでありますが、実際は自力のケアでシミを確実に消すことは難しいです。

誇大広告は巷にあふれているので、惑わされないよう注意しましょう。

手作りのシミ取りクリームもNG

手作りのシミ取りクリームを使用してシミを取ろうと試みている方もおられ、SNSなどではひまし油と重曹でカソーダと呼ばれるものを自作しておられる方をよく見かけます。

その中でカソーダはシミやほくろの除去に効果があるという声がありますね。

こういった自作のクリームは、皮膚に火傷のような状態を作りかさぶたとして皮膚が剥がれ落ちるという仕組みで、赤みや傷跡が残る危険性があります。

この方法でシミやほくろを綺麗に除去するのは難しく、逆に肌を傷つけてしまう可能性が高いです。(参考3):Shinagawa Beauty Navi-ほくろ除去、自分でやるのは危険!?美容皮膚科でやるメリットとは

手作りのクリームでシミを消そうとするのはやめましょう。

シミ取りクリームの本当の効果

シミ取りクリームの効果として、出来てしまったシミをすぐに消すものではありません。

クリームでケアをすることでシミの元となるメラニン色素の生成を抑えることで新たなシミができるのを予防できます。

シミ取りクリームはシミの除去に即効性はありません

しかしシミ対策をする上でスキンケアはとても大切なので、新たなシミを作らないためにも自分に合ったスキンケア方法でケアしていきたいですね。(参考4):藤井クリニック《大阪・梅田》-藤井 靖成院長の美容コラム-シミ消しに効果があるのは?クリームでも消える?

医薬部外品のシミ予防成分は?

医薬部外品の中でシミ予防ができる成分として認められているものは主に以下の成分です。

  • アルブチン
  • ビタミンC誘導体
  • トラネキサム酸

アルブチンはメラニン色素の生成に必要なチロシナーゼの働きを阻害し、メラニンの生成を抑えてくれます。

またビタミンC誘導体はメラニンの還元を促したり、色を薄くするなどの働きがあり、トラネキサム酸はメラノサイトの活性化を抑え、メラニンの生成を抑制します。(参考5):「KOSE」輝き続けるあなたのために。コーセーの美容情報サイト-美白有効成分とは?それぞれの効果と種類について解説!

上記のような美白有効成分はシミ予防に効果を発揮してくれます。

スキンケアを選ぶ際はどのような成分が入っているのか確認してみましょう。

皮膚科のシミ取りクリームの効果

皮膚科で処方してもらえるシミ取りクリームの成分として「ハイドロキノン」があり、高い美白効果が期待できます。

ハイドロキノンは、メラニンの合成に必要なチロジナーゼという酵素の働きを抑え、メラニン色素を作るメラノサイトの数を減らしてくれます。

市販の化粧品にも配合されるようになりましたが、含有量が低く副反応のリスクもあるためハイドロキノンを使用したい場合は皮膚科で処方してもらうのが安心です。

ハイドロキノンは肝斑日光によるシミニキビ跡が茶色くなった方、湿疹やかぶれで出来た炎症後色素沈着などに効果を発揮します。

使用する際は皮膚科で処方されたものを用法用量を守って使うのはもちろんのこと、紫外線対策もしっかりと行いましょう。(参考6):ひまわり医院(内科・皮膚科)-【シミ治療薬】ハイドロキノンの効果や使い方・副反応について解説

肌が赤くなる・シミが濃くなる理由は?

ハイドロキノンは高い美白効果がある一方で副反応が生じるリスクもあり、肌が赤くなったりシミが濃くなったように見えることがあります。

皮膚の赤みやヒリヒリすると感じることがありますが、これはハイドロキノンの色素脱失作用によるものです。

治療を継続する中で肌が慣れて自然と治まることもありますが、量や回数を減らした方が良い場合もありますので、医師と相談して決めていきましょう。

赤みや痛みが強い場合は使用を中止し、患部を冷やして処方された皮膚科を受診するようにしてください。

(参考6):ひまわり医院(内科・皮膚科)-【シミ治療薬】ハイドロキノンの効果や使い方・副反応について解説

またハイドロキノンの使用期間中に紫外線を浴びることでシミが濃くなってしまうことがあるので注意が必要です。

ハイドロキノンを使用した際は日焼け止めをしっかり塗布し、日傘や帽子を使用するなど紫外線対策を徹底して行いましょう。(参考7):レディアス美容クリニック恵比寿-ハイドロキノンで黒くなった?シミが余計に濃くなることも?

シミ取りクリームを皮膚科で処方してもらう方法

シミ取りクリームを皮膚科で処方してもらいたい場合、まずは自分のシミがクリームで改善するものか否か医師の診察を受けましょう。

シミによってはレーザー治療で濃くなるタイプのものもあり、その場合シミ取りクリームのような外用薬で改善できることがあります。(参考8):赤須医院.皮膚科クリニック-治療Q&A-シミの治療について

シミ取りクリームは種類によって配合されている成分が異なり、人によっては使用を控えた方が良い成分もあるので、必ず医師の診察を受けましょう。

妊娠中・授乳中でも使える?

シミ取りクリームの中でもトレチノイン配合のものは、妊娠中・授乳中の方は使用できません

トレチノインはビタミンA(レチノール)の誘導体で、ビタミンAは内服により催奇形性の副作用があります。

そのため、一般的に日本では外用薬であっても妊娠中・授乳中・妊娠予定の方には使用しないという方針です。(参考9):うらた皮膚科-シミ消しクリーム(トレチノイン)を皮膚科専門医が解説

もし妊娠中・授乳中にシミを取りたい場合は医師に相談の上、トレチノインの使用は避け、治療時期を遅らせるなどしてくださいね。

シミがかさぶたみたいに取れる方法は医療レーザー

シミがかさぶたみたいに取れる方法はまさしく医療レーザーです。

医療レーザーの治療後は照射部位にテープを貼付するのですが、最低7日間は貼付したままにしなければなりません。

その後テープを剝がすと照射部位に茶色いかさぶたが出来ており、テープと一緒に剥がれる場合や肌に残ることもあります。

かさぶたが残った場合は濡らしたガーゼで湿らせてからゆっくり擦ったり、入浴時にかさぶたがふやけてから洗顔することでかさぶたが取れます。

かさぶたが取れたらしみも消えていますので、処方されたシミ取りクリームなどでケアしましょう。(参考10):東京・大阪の美容皮膚科ならFLALU(フラルクリニック)-シミレーザー治療経過と処置

シミを確実に消したいのなら医療レーザーが圧倒的におすすめです。

シミにお悩みの方はぜひ医療レーザーでの治療を検討してみてください。

まとめ

今回はシミ取りクリームについて以下の内容を紹介しました。

  • シミ取りクリームでシミが剥がれたり消えることはない
  • 嘘や詐欺まがいの商品もあるため注意が必要
  • シミ取りクリームの本当の効果はシミ予防
  • シミがかさぶたみたいに取れるのはレーザー治療

シミに悩んでいる方は沢山おられると思います。

悩みが大きいからこそ、そこに付け込んだ粗悪な商品誇大広告が沢山出回っているのも事実です。

一般的な化粧品ではシミが剥がれたり消えたりすることはないと理解しておきましょう。

本当にシミの悩みを解決するならば、医療機関で処方されたクリームを使用したり、レーザーでの治療を検討するようにしてくださいね。

▼参考にしたページ一覧

参考元 ページタイトル
(参考1) 五本木クリニック 美白化粧品でシミは消えるの?
本当にシミが消えるなら医薬品に昇格ですね。
(院長ブログ) 
(参考2) 消費者庁 虚偽・誇大なアフィリエイト広告に関する注意喚起
(参考3) Shinagawa Beauty Navi ほくろ除去、自分でやるのは危険!?
美容皮膚科でやるメリットとは
(参考4) 藤井クリニック《大阪・梅田》
-藤井 靖成院長の美容コラム
シミ消しに効果があるのは?
クリームでも消える?
(参考5) 「KOSE」輝き続けるあなたのために。
コーセーの美容情報サイト
美白有効成分とは?
それぞれの効果と種類について解説!
(参考6) ひまわり医院(内科・皮膚科) 【シミ治療薬】
ハイドロキノンの効果や使い方
・副反応について解説
(参考7) レディアス美容クリニック恵比寿 ハイドロキノンで黒くなった?
シミが余計に濃くなることも?
(参考8) 赤須医院.皮膚科クリニック-治療Q&A シミの治療について
(参考9) うらた皮膚科 シミ消しクリーム(トレチノイン)
を皮膚科専門医が解説
(参考10) 東京・大阪の美容皮膚科なら
FLALU(フラルクリニック)
シミレーザー治療経過と処置

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